大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム9巻を振り返る

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9巻の内容まとめ

大王嬴政の命を狙う刺客集団。

その中に羌瘣の姿があった。

大王を守る立場の信は、戦場では仲間として

戦った羌瘣と対立する事になる。

 

戦いの途中で、もう一つの刺客集団号馬が現れる。

この事により、信と羌瘣の間は一時休戦状態に。

羌瘣は号馬を次々と倒すが呼吸が尽きて動けなくなる。

倒れた羌瘣は捕らえられたがすぐに脱出。

 

男のふりをして生きている貂と同じように、羌瘣も

実は女だった。羌瘣の過去が明かされる。

 

ここからもう少し詳しい9巻の内容

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

政の護衛として呼ばれた信と貂は、政の私室へ向かって走る。

警戒して剣を抜いて身構えていた政。

信と剣を合わせた事で、信が格段に強くなった事を知る。

廊下を走りながら、魏国との戦の事を話す信。

宮女向から見ても、信と話す政は嬉しそうに見えた。

 

政しか知らない秘密の通路から脱出しようと走る四人。

しかし、通路の扉には外側から鍵がかかっていた。

この通路の事を知っているのは、実の父親からそれを聞いていた

政と、その父親に仕えていた呂不韋だけだった。

 

刺客集団の朱凶と対峙する信。

王都奪還の時は朱凶一人に苦戦していた信が、別人のように強く

なっていた。

一太刀で朱凶を討つ。

 

刺客集団の中に羌瘣の姿があった。

羌瘣は、魏国との戦で一緒に戦った仲間だった。

その羌瘣と敵として戦いたくない信は、帰れと忠告するが羌瘣は

聞き入れない。

二人の戦いが始まった。

羌瘣は圧倒的に強く、斬られて傷が増えていく信。

それでも羌瘣は、結局信を殺す事は出来ないでいる。

羌瘣の中にも、何か思うところがあるのか。

 

戦いの途中、もう一つの刺客集団号馬が現れる。

信と羌瘣の間は一時休戦に。

羌瘣は、信が時間をかせいでいる間に呼吸を戻し、

号馬を次々に斬り捨てる。

 

呼吸が尽きた羌瘣はその場に倒れ、捕らえられた。 

しかし、信が眠っている間に羌瘣は脱出する。

 

羌瘣を待ち伏せていた貂は、思っていた質問をぶつける。

実は女だという事を、隠そうとはしない羌瘣。

羌瘣の過去、蚩尤とは何かという事が、ここで明かされる。

羌瘣は、復讐のためだけに生きていた。

 

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魏国との戦いの時もそうだったが、人間離れした強さを見せる羌瘣

は一体何者なのか・・

 

蚩尤の一族に生まれた羌瘣。

ここでは掟が絶対で、最強の一人を決めるために祭が行われる。

ここで羌瘣は、実の姉妹のように育った羌象を殺される。

最後の一人になるまで戦うのが掟の祭で、羌象は幽族の連によって

卑怯な手を使われ殺されたのだった。

この戦いで勝った連は蚩尤となり、里の外へ出ている。

羌瘣は復讐のために、それを探していた。

 

戦に参加した時も「こんなところで死んでいられない」と羌瘣が

言っていた事が、ここで繋がる。

羌瘣は、復讐のためだけに生きていた。

 

それでも信と戦った時、そうしようと思えばすぐ殺せたにもかかわらず

結局信を殺せなかった。

「王宮に近づくな」と前に警告していた事も、信と戦いたくない気持ちの

現れではないかと見える。

 

「何の力も無い若王を守って何になる」と言う羌瘣の言葉に

「戦友だから」と答える信。

「理解できない」と言いながらも、

この言葉も羌瘣に響いたのかもしれない。

 

羌瘣が倒れて捕らえられた時、今度は信が守る。

大王の命を狙った刺客であっても「戦友だから」と言って他の者を

近づけない。

 

政に対しても羌瘣に対しても、一緒に戦った者を仲間として大切に思う

信の人間性が見える。