大人のヲタ活記録日記

実写映画から嵌った大好きな漫画を熱く語る。年季の入ったヲタクのブログ。時々、ヲタ活を楽しむ日常なども。

コミック本棚おすすめ 買ってよかったヲタク部屋の必需品

コミック本棚おすすめ

快適なヲタ活のための最近の買い物

コミック本棚欲しくなった理由

漫画が好きでも電子書籍でいいという人には
理解しにくい気持ちかもしれないけど、
めちゃくちゃ気に入った漫画はどうしても
紙媒体で欲しいやつなので・・・

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久しぶりにどっぷりハマった漫画が50巻
以上あるものだったので本棚をさがしはじめた。

好きな漫画が10巻以内完結の物だと置く場所にも
さして困らないのだけど
現在58巻でまだ続いている漫画なので、まだ増えて
100冊くらいまでいく可能性が十分ある。

 

100冊以上いってくれるのはもちろんめちゃくちゃ
嬉しいけど置く場所には困った。

積んでおくと傷むし、この巻が読みたと思った時
すぐ取り出せないのが不便。

 

読みたい時すぐ取り出して見たいページから読める
というのが紙媒体の本のいいところ。
電子書籍だとこれはできないので、本もそうだけど
度々読み返したい物に関しては紙媒体で買う。

 
今回買った本棚に関してメリットとデメリット

今回買ったのは山善のコミック本棚で、デザインが
スッキリしていてとても気に入っている。
よく利用するAmazonで購入。

これがその本棚で、クローゼットの中に入れているけど
外に出したとしても十分いける見た目。

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買って本当に良かった(´▽`)
唯一デメリットは自分で組み立てないといけないので
めんどくさいという事。

そのかわり、見た目がいいわりに値段が安いので
もんくはないけど。

組み立てるのとかどうしてもめんどいし苦手という
人にはおすすめできないかも。

 

私も組み立てるのが得意のな方ではないけど、箱を
開けるところから終了までで30分あれば終わった。

100均で買えるようなプラスドライバーが1本
あれば組み立てられる。

 

天板、底板、間の段の板と最初に確認して並べて
から組み立て始める方が早い。

天板と底になる部分の棚は、背板を差し込む溝が
片方しかないから他と違うので間違えてまた外して
組み立てなおしになるとめんどくさいしネジ山が
潰れる。

 

良かった点は

さっきも書いたけど、一つは見た目の良さ。
スッキリしたデザインで、
無駄な奥行きが無いのでかさばらない。

 

それでいて、少しだけ余裕があり、普通サイズの
漫画を入れて奥行きも高さも2センチほど空いている。

なので一回り大きいサイズの漫画本も入るかと思う。

私は今空いたスペースにDVDとかを入れているけど
これがぴったり入っていい感じ。

 

4段あるうちの上の2段途中までで
キングダム58巻が収まってさらにまだ半分以上余裕。
100巻こえても入る容量。
今はまだ余裕だから他の物入れてる。

これ以外にも色のバリエーションは豊富、

 

[山善] 本棚 コミック収納ラック 4段 幅60×奥行17×高さ89cm 耐荷重50kg ダークブラウン CMCR-9060(DBR)

 

これを買ってしばらくしてもう一つ買ったのが収納ボックス。
同じ山善の品物で、こちらは組み立て不要の完成品。
折りたたんだ状態で届き、開いてすぐ使える。

 

表面は布製で、すごくしっかりしている。

本棚と同じく値段が安いわりに見た目がとてもいい。

よく見かける三段のカラーボックスにきっちり収まる
サイズに作られていて3個セット。
カラーボックスと組み合わせても使える。

 

私はバラで使ってるけど、部屋の見た目が一気に
スッキリして大満足。

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本業がタロット占い師で自宅兼仕事場の自分の場合、
仕事スペースは出来るだけスッキリさせたい。

 

クローゼットの中も毎日よく使う物しか入れてないし
1日何度も開ける場所、目に入る場所なのでスッキリと
使いやすく見た目にも美しくないと気分がよくない。

 

机の上周辺ががどうしてもごちゃついてきて、お客様の目にも入る
場所なので気になる。

 

けどいちいちクローゼットにしまうと出すのが面倒で不便。

このボックスは深さがそこそこあるので、書類を立てて置いたり、
文房具やコーヒーの瓶、タブレットなどいつも使う物をまとめて
入れておける。

 

存在を主張しない色と形なので邪魔にならない。

ソファーの上も物があったのをこのボックスに片づけてスッキリ。
私は部屋に合わせて黒を選択したけど色のバリエーションは豊富。

 

[山善] どこでも収納ボックス(3個セット) ブラック YTCF3P-(BK)

 

 

キングダム 信と漂が目指したもの

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信と漂が目指したもの

このイラストの中では、もし漂が生きていたら
2人にあったかもしれない未来が描かれているのかと思う。

将軍になり、軍を率いる信と漂。

二人の後ろには飛信隊の旗も見える。

 

このブログの中のイラストArtemis様からいただきました。

Artemis様の他のイラストはこちら。

キングダムの素敵なイラストが沢山見れます♪

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

原作のストーリーでは漂は1巻に出てきただけで
早い段階で死んでしまうけれど、
その意思を受け継いだ信は2人の夢を叶えるために
戦場に出て武功を上げていく。

 

信の気持ちの中にはいつも漂が居るので、戦場では
常に2人で戦ってきたのだと思う。

 

強敵と戦い、負けそうになった時も
いつも漂の言葉を思い出して再び立ち上がる信。

 

それを見ていても、漂の存在というのがいかに
信の中で大きいものなのかというのがわかる。

 

このイラストのような場面が実際には
見れなかったのは残念だけれど、信の心の中には
この絵のような情景がいつもあるのだと思う。

 

夢を叶えた時に、そこにいるのは自分だけではなく
漂と2人。

信が天下の大将軍になった時、
漂もそれをとても喜んでいると思う。

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「歴史に名を残す 天下の大将軍になる」
二人が最初から目指した大きな目標。

 

キングダムのストーリーの中でも、
度々漂との回想シーンが出てくる。

信にとって漂と過ごした日々は本当に
大切なものだったのだと思う。

信が成長し少年から青年になっても、
一歩兵からスタートしてついに将軍になっても
それはずっと変わらない。

 

漂が出てきたのは、
現在58巻まで続いているキングダムの
本当に最初の方だけだったけれど・・・
すごくインパクトのあるキャラクターだったと思う。

 

信は時に感情的になってしまう事があったりするけれど、
漂はいつも冷静で物事をよく見ている。

その場の感情で行動しようとする信を諭す場面もある。

年齢に似合わない位知識が豊富で、
精神年齢がかなり高いのではないかと思える場面も。

 

漂から託されたものがあるから信は進んでいけるし、
漂は死んでしまったけれど、天下の大将軍を目指しているのは
信一人ではなくいつも漂と2人。

 

肉体としての漂はそこにはいなくても、
信の気持ちの中にはいつも漂の存在がある。

 

幼い頃から一緒に暮らしてきて同じ夢を持ち、
剣術の鍛錬に励んできた信と漂。

 

この2人は親友であり、
それ以上に家族のような存在だったと思う。

同じ夢を目指すと言う意味では戦友でもあったかもしれない。

 

原作者の原泰久先生のインタビューの記事を見かけた中に
こんなエピソードが載っていた。
最初キングダムを政を主人公として書こうとしていた時、
政のキャラクターはもっと明るく活発な少年というイメージ
だったとの事。
それが漂のキャラクターになったらしい。

漂のキャラクターがとても魅力的なのは
このあたりにも理由があって、最初主人公として設定された
キャラなのでそれだけにとても魅力的に描かれている。

 

キングダムを途中から読み始めた人にも
1巻はぜひ読んでほしいと思う。

後のストーリーの中で、
信が戦っている場面で苦しい時、漂のことを思い出す
回想シーンが何度もある。

 

信と漂の間にある信頼関係がどんなものだったのか、
また、信が漂から託されたものが何だったのか
そのあたりのことが描かれているのが1巻。

信にとって漂の存在がいかに大きかったか、
何かあるたびに思い出しているのはなぜなのかも
1巻を読むとはっきりと見えてくる。

 

信と漂は下僕の身分だったので、
もちろん剣術を習う機会はなかった。

2人で考えて自己流で鍛錬をしてきた信と漂。

もしこれがなかったら、
信がここまで強くなったかどうかはわからない。

 

信が一歩兵から始まって戦で活躍し、
出世して将軍になっていけたのは、漂との鍛錬が
あったからこそ。

そういう意味では今漂がここになくても
信の叶えた夢は2人で成し遂げた結果だと言える。

キングダム主人公ともう一人の主人公 信と政

キングダムの主人公ともう一人の主人公

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キングダムのストーリー

舞台は約2000年前の春秋戦国時代の中国。

日本で言えば弥生時代にあたるので、かなり遠い昔という感じ。

500年の間戦乱が続いていた頃。

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Artemisさんの素敵なイラスト使わせていただける機会なので
このイラストから話題を広げてみます(´▽`)
Artemis様の他のイラストはこちら

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

今回使わせていただいたイラストはネップリできます。

私もさっそく(⋈◍>◡<◍)。✧♡とても綺麗に色が出ます。

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このイラストの二人が、主人公の信ともう一人の主人公と
言われる政。

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キングダムの主人公は信で、天下の大将軍を目指す。

下僕の身分だった少年が、戦に出るようになり、

少しずつ出世していって将軍になっていくという物語。
定番と言えば定番のように聞こえるけど、

これが読みだすと止まらない面白さ。

 

戦いの中で、次々と強敵が現れたり、

仲間との友情があったり、そういう
ストーリーってやっぱり好きな人多いと思う。

 

もう一人の主人公と言われる政は、

後の始皇帝がモデルになっている。

信は、始皇帝の家臣で将軍の一人だった李信将軍がモデル。

始皇帝が天下統一するまでの物語がキングダムの物語の中心。

まだ連載中の漫画なので話がそこまで行ってないけど。

信と政の身分の違いを超えた友情も、物語の見どころ。

 

この二人以外でも人物描写が丁寧なのがキングダムの面白さ。

秦国を中心に描かれていつつ、他国のキャラの性格やエピソードも
多く描かれていて魅力的なキャラが多い。

アイキャッチ画像の信と政、こちらもArtemis様のイラストです(^ ^)

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キングダムが生まれるまでのエピソード

キングダムの原作者 原泰久先生のインタビュー記事を

読んでいると、
描くきっかけとなったのは他の作品を描く予定で

敵役として始皇帝の事を調べているうちに

この時代そのものに興味が出てきたというエピソードが。

 

それが、李牧のストーリーの読み切り物や、

キングダムの連載につながったとの事。

 

作品が生まれる時の流れというのは面白いですね。

最初の予定からどんどん変わっていったり・・・

それでさらに面白い物が生まれたり。

 

キングダムを知ったのすら最近なので

読み切りの物語の方は知らないのですが
李牧とカイネが出会った時のものらしく、

すごく読んでみたいです。

連載中のキングダムで、

これからの李牧とカイネも気になりますが(*^^*)

 

敵役で描くつもりだった始皇帝

逆に物語の中心に持ってきて・・・という
案が出来てからもさらに変更があったのですね。

最初は政が主人公の予定だったようです。

 

初めて中華を統一した始皇帝の物語で、

その仲間達という設定で信や他のキャラが

登場するという感じで。

 

でもそれだとアクションシーンが少なくなるという事で、

戦場で戦う信の方を主人公に持ってきたという

内容がインタビュー記事にありました。

 

なるほど。

確かに、キングダムのあらすじは史実に基づいて描かれていて、
史実では国王が戦争に行って実際に戦うというのは無いので

戦いのシーンは少なくなってしまいそうですね。

 

キングダムの大きな見どころである迫力ある戦いのシーンは、

信が主人公になったから見られるようになったのですね(*^^*)

 

そのあたりの事も書かれていて、キャラの紹介や、

最初の案にあったキャラのデザイン

(実際使われているキャラとけっこう近いものもかなり遠いものも)
についても知れる面白い一冊がこちらの公式ガイドブック。

原先生と安彦良和先生の対談もあり(´▽`)

 

信と政の友情

信と政の出会いは1巻から。

政の替え玉として幼馴染みの漂が死んで、

最初は憎しみから始まった関係は
少しづつ友情に変わっていく。

その変化に時間はかからなかった。

 

信は、政に対してだけでなく他の人に対しても、

すごくよく人を見ている。

 

下僕の出なので字も読めなかったりするけど

、違う意味で頭がいい。

 

観察力が鋭いし、そういうところもあってか

戦いでも本能型。

 

政は普段無表情で、笑う事もめったにない。

感情の動きがわかりにくいタイプかもしれない。

子供の頃から、大王然とした貫禄。

そんな政が、信の前では違う表情を見せる。

政にとって信は、初めて気を許せる同世代の友人で、

共に中華統一を目指す戦友。

 

 

 

 

キングダム二次創作 信と政の友情 Artemis様から挿絵いただきました

先日に続いてキングダムの二次創作です。

主人公の信と、もう一人の主人公と言われている政の

友情を書いたつもりですが、直接的表現はないものの

どことなく腐要素があると思えばあるかもなので(°▽°)

ほんの少しでもそういう雰囲気があると苦手という方は

お気をつけください。

 

Artemis様から挿絵をいただきました。

他のブログでもイラストいただいたりしてお世話になってます。

この挿絵は他のブログでいただいたイラストの雰囲気とまた違った

柔らかい感じのイラストです。

この感じもすごく好きです。

Artemis様の他の沢山のイラストがこちらから見れます。

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

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皆が漂の事を英雄のように語ったのを、信は思い出していた。

やっぱりあいつは凄いと思う。
天下の大将軍になる二人の夢にこれから向かっていくわけだし、この戦いで活躍すればまずは戦に出る事が出来る。
(それが第一歩か・・・)
普段寝つきはいい方なのに、なぜか色々考え始めると眠れなくなってきた。
いきなりあれだけの戦いを経験して体は疲れているはずなのに、むしろ疲れすぎて眠れないのか・・
そんな事を思いながら、少し外の風に当たろうと起き上がって外に出た。

(・・ん?誰かいるのか・・・)
池の中に人影が見える。
(また刺客じゃねぇだろうな・・けどそれだったら池なんかに入るか?)
一応用心していつでも剣を抜けるように構えながら、信はその人影に近づいていった。
「誰だ?」
その人物が信に気がついて池の中から立ち上がり、近くに置いていた剣を取った。
もうかなり近づいていたので月明かりでその顔が見える。
「政。お前何してんだ?!こんなとこで」

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近づいてきたのが信だと分かると、政は安心したようで剣を置いた。
「水浴びをしていただけだ」
「中でだったら湯が使えるんじゃねぇのか?なんでこんなとこで・・」
信は、また政の意外な面を見たような気がした。

王宮育ちのはずなのに山道を走り続ける体力。
見た目に似合わない腕力。
朱凶の首を切り落とした時の剣捌き。
明らかに死闘に慣れている。
そういえば草履を編み直してくれたりもしていた。

政を見ていると、信の中で思っていた王族らしくないところばかり目についた。


漂が身代わりとなって死んだことで最初は恨みから始まったが、倒れた自分をおぶって運んでくれたと知ったあたりから、信の政に対する気持ちはずいぶん変化していた。

今は憎しみはあまり感じていなくて、興味の方が勝っていた。
どんな奴なんだこいつは?

政は、それ以上話すこともないという風に信がそこに居るのを無視して池から上がり、石の上に座って体を拭いている。
水を含んだ長い髪の間から白い頸が見える。
一日のほとんどを外での労働をして過ごし、真っ黒に日焼けしている自分とは違う。


「何を見ている?」
裸のまま髪を布で拭いている政が、顔だけを信の方に向けた。
「・・別になんも見てねぇし」
信は慌てて顔を背ける。

髪と体を適当に拭き、手早く服を着終わった政が、信の方に歩いてきた。

女の裸ももちろんまだ見たことがない。

男にしては色が白く綺麗な政の体を、せっかくだからもうちょっと見ていたかったのに残念と一瞬思いかけた信。
そんな事には全く気がつかない政は普通に話しかける。
政にしてみれば、初めて出来た同世代の仲間が信だった。
「俺は月を見るのが好きで、だから外が好なのかもしれん」
「月が?何でだ?」
そういえば、貂の案内であの洞窟を出た時も、政は一人で月を眺めていた。
「ある人との大切な思い出がある」
「女か?」
大切な・・・と言われるとやはり恋愛がうかぶ。
まだ恋愛の経験も無い信は、ちょっと先を越されたような気がした。
「そのうち気が向いたら話す」
政はそう言って、さっさと歩き出した。

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「何だよ逃げんなよ」
「俺は最初からこっちに向いて歩いている。お前がついてきているだけだ」
「・・んだよ可愛げねぇな・・・」
信が何を言っても気にしていないらしい政はどんどん歩いていく。
建物の中に入って、今日の昼間に貂が食事を作ってくれた場所まで行った。
信も何となくついてきている。
「お前何すんだよこんなとこで」
また無視かなと思いながら信は聞いてみた。
「食い物が余ってなかったかと思ってな」
「はぁ?!」
信が呆れた顔をしても政は気にせず、あたりを物色している。
「あったぞ」
ついに食べ物を見つけたらしい政の表情を見れば、瞳がキラキラと輝いていて、口角が少し上がっている。
半分ほど中身の残っている食べ物の皿を持って大満足の表情の政は、信の目には何故かとても可愛らしくうつった。
政は、見られている事すら気にしていないほど食べ物に意識がいっているようで、皿の中の煮物を手づかみで取って口に運んだ。
昼間、皆で食べている時上品な仕草で少しだけ食べていた政が、今は立ったまま皿を持って手づかみで食べている。
(ほんとに何なんだこいつは??)
「何を見ている?お前も食いたかったら自分で探せ。俺のはやらんぞ」
信は、笑いそうになりながら辺りを探した。
他にも半分ほど残った食べ物の皿があったのでそれを持ってくる。

信が座ったのを見て、政もやっと思い出したように腰を下ろした。
趙国での人質時代は、食べ物を盗んで逃げながら、捕まって食べ物を奪い返される前に走りながら食べる事もめずらしくなかった。
立ち止まって食べられる時はまだいい方で、それでもゆっくり座って食べるような事はなく、物かげに隠れていつでも走って逃げられるように立って食べた。
咸陽宮に行ったばかりの頃は、見たこともないご馳走を見るとがっついてしまい、昌文君に小言を言われたこともあったのを思い出した。
王族としての作法をみっちり仕込まれて今は上品に食べられるようになったが、時々まだそのクセが出てしまう。
ここ数日は山道を走り回ったり、あの頃の毎日を思い出すような状況だったからかもしれないと政は思う。
「お前王族のくせに夜中に食い物あさりに来てつまみ食いとかすんのかよ」
胡座をかいてすわり、手づかみで豪快に食べ物を口に運びながら信がからかう。
「俺は最初から王宮にいたわけではないからな。少し話しただろう。俺と弟は母が違う」
そこまで言って政は言葉を切った。
今まで政を見ていて、王宮で生まれ育ったお坊ちゃんにしては意外だと思うことが多すぎた。
信は、何か色々あるのだろうが政が聞かれたくないのかもしれないと思い、それ以上聞かなかった。

満腹になると眠くなったのか、政は座ったまま壁にもたれてウトウトし始める。
信が見ているのも気にせず寝始めたので、信はその寝顔をじっくり観察した。
家臣達の前で、落ち着いた低い声で話す政は大王然とした風格があるが、今の眠っている顔を見るとやっぱり自分と年の変わらない子供だと思う。
色白で睫毛が長いところは人形のようだ。
最初に見た時は、隠れ家の小屋が暗かったのもあって本当に漂と間違えた。
でもこうして見ると、たしかに顔立ちや背格好が似てはいるが肌の色や表情は全然違う。
さっき水浴びをして洗ったらしい髪はまだ少し湿っている。
信は、何でこんなものを触りたくなるだろうと思いながら、俯いて眠っている政の髪の先を触ってみた。

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漆黒の髪の湿った感触と、白い頸に何故かドキッとしながら柔らかい頬にも触れてみる。
政の寝顔を眺めていると、バタンと扉が開いた。
そして吹き矢を構えた貂の姿が。
「わあああああああ!!やめろ!撃つんじゃねぇ!」
「あれ?信?!何でこんなとこにいるんだよ。こっちで物音がしたから怪しい奴かと思って・・」
二人の声が大きいので政も目を覚まして顔を上げた。
「政も?何で二人でこんなとこにいるんだよ。男同士がダメだとは言わないけどいちゃつくんだったら部屋でやれよ」
「誰がいちゃつくかよ。こんな無表情・・痛てぇ!殴るなよ政」
「誰が無表情だ。だいたいお前が勝手についてきただけだろう」
「大王様の盗み食いに付き合ってやっただけだ」
信の言葉に貂が反応した。
「え?盗み食い。あーっ!!明日の朝にと思って残しといたやつ・・・」
貂は、空になった皿を指さした。
「そうなのか?すまない」
政は少しバツの悪そうな顔をした。
「食って悪かったけどまた作りゃあいいだろ」
信は、貂の肩をバシッと叩いて笑う。
「しょうがねぇなあ。こんなとこ居ないで早く寝ろよ。怪しまれるぞ」
ぶつぶつ言いながら貂は部屋に戻っていった。
「俺たちも戻るか。政」
「・・ああ」
盗み食いを見つかって、ちょっとバツが悪そうに小さくなっていた政を、信はまた可愛らしいと思ってしまった。
けど言ったらまた殴ってくるか蹴ってくるから言わないでおこうとは思っている。

それぞれの部屋に入って寝床に入ってからも、信は政の事を考えていた。
今までの事に加えてまた一つ王族らしくない一面を見た気がする。

外の池で水浴びをしていた政の白い体。
食べ物を見つけた時の嬉しそうな顔はどこか可愛いらしかった。
そんな事も思いながら、それでも体の疲れの方が勝っていたようでいつのまにか深い眠りに入っていった。

政は、部屋に戻って横になりながら、さっきの信とのやり取りを思い出していた。
最初から無礼だし図々しい、いかにも下僕といった感じのがさつな様子。
しかも初対面から間もないうちに、信には思い切り殴られている。
それでもなぜか嫌いにはなれはかったし「こいつの無礼は許してある」と言った時も、信には本音で接して欲しかったからだ。
趙での人質時代は、自分の味方は誰もいないと感じていた。
秦国に戻ってからは、それとは真逆に周りの者から傅かれる日々だった。
それでも心から信頼できる者がそう多いわけではない。
自分に対しても遠慮なく本音で話す信や貂と出会って、初めて年の近い仲間が出来たような気がしていた。

 

信の態度ががさつでも下品でも無礼でも、昌文君や壁が信の事は嫌っていないしむしろ好感を持っているらしいというのを、政は気がついていた。
(人たらしだな。あいつは。飛矢のように真っ直ぐなあの気性のせいか・・・)
立場上の理由もあるが、人に対して警戒心が強く、なかなか自分からは踏み込んでいけない政は、信の事を少し羨ましく思った。
普段人がいるところで眠ったりするほど寛げない自分なのに、さっきは信の隣で安心して寝てしまった事も思い出す。
皆と同じように自分もいつのまにか、気がついたら信の事を好きになっていたのかと思う。

 

ブロガーバトン回していただきました

ブロガーバトン回していただきました。

ゆきちゃんのブログは鬼滅の刃のキャラ愛に溢れていて内容の考察も深くていつも楽しく読ませていただいてます^ - ^

鬼滅の刃は原作は読んでないけどアニメで知って次々と続きが気になり気がついたら全部観てたので鬼滅の刃に関する記事は気になって読者登録したのがブログ読み始めたきっかけです♪

 

回していただくまでブロガーバトンというのがある事すら知らず( ̄▽ ̄)

でも楽しそうなので書きます♪www.kimetsu-yukichan.com

 

更新曜日は決まってないから書かなかったけど、不定期で

一週間から10日に一度(*^^*)

昔のヲタ活を思い出して書いたり、再び舞い戻ってからの

コミケ行った事とか買い物、今一番好きな漫画の事とか

内容は色々で、全体ではヲタ活の記録の記事が一番多い。

 

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 一番最初の記事

yukitarot1967.hatenablog.com

 

 お気に入りの記事

yukitarot1967.hatenablog.com

 

 バトンを回したいと思います

nekoroten様

漫画の話題、買った物の話題、ブログの書き方で役立つ情報など

幅広い内容で、読み始めるとついつい他の記事も読んでしまう

面白さなので楽しく読ませていただいてます。

もしよろしければ。不可の時はサラッと無視してください^_^

キングダム二次創作小説 信頼

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キングダム 信と政の友情の話。

合従軍編の原作ネタバレありです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「騒ぎ立てるな。士気にかかわる」
政は、自分の力で何とか立ち上がった。

その場で見ていて、政が斬られて命を落としたかとも思った秦国軍の兵士達は安堵した。
思った程深い傷ではなかったのか。
どう見ても相当に出血があるように見えるのだが・・・
政は兵士達に守られ、城壁の中まで下がる。
首筋の傷を抑えている手は鮮血で真っ赤に染まっていて、政が歩いて行く地面には、傷口から流れ落ちる血が点々と染みを作った。

 

それでも足取りはしっかりしているように見えた政の体は、外から見えない場所まで来た時に膝から崩れ落ちた。
受けた傷は、やはり浅くはなかった。

出血が酷い。
命をつなぐだけの血液が残っているうちに出血を止められるのか。
医者も設備も無いこの場所で、出来る限りの手当てをするしかなかった。
さっきまでしっかり歩いているように見えた政は、今は顔色も蒼白で意識が無い。

「大王様!!」誰かが叫んでいる声を、政はぼんやりした意識の中で聞いていた。
「まだ脈はしっかりしておられる」
「出来る限りの事を・・・」

 

誰かが周りで話しているのが微かに分かり、でもその声がだんだんに遠く聞こえるように感じた。

(母上のところにまた男が来ているのか・・・)
別に珍しい事ではなかった。
家に入れないなら外で寝るしかない。
幸いな事に雨は降っていないし、少し肌寒い程度なので河原で寝られそうだ。

この時間になれば起きている者はほとんどいない。
誰かに捕まって殴る蹴るの暴行を受ける心配も少ない。

いつからか真っ暗な道を怖いとは思わなくなった。
むしろ夜の方が安心出来る。

誰にも会わずに一人でいられるとても静かな時間。

河原に降りて行き、横になれそうな比較的平らな場所を見つける。
暴行を受けた傷や痣が消えないまま、また新しい傷が増えていき、横になってどんな姿勢をとっても体のあちこちが痛んだ。
それでもこの夜の時間だけは誰にも見つかりさえしなければとても平和だ。

眠ってしまえばその間だけは穏やかな時間が流れるはず・・・

 

(・・・誰かの足音が聞こえる・・)

体は冷たくて動かないのに、意識だけがはっきりしてきた。

(・・さっきのは夢か・・・?また、趙国にいた頃のあの夢・・・でも今俺の居る場所は・・)

扉が軋むようなギイッという音を、政の耳がとらえた。

ゆっくりと目を開ける。

少しぼやけた視界の中に人の姿が見える。

顔を向けた扉の方は暗くて、その者の顔がよく見えない。

「生きてっかー?」

聞き慣れた声がして、信が部屋に入って来る。

 

(・・・そうか・・俺は・・さっきのはやはり夢か・・眠っていたのか・・)

数秒間、意識の中で夢と現実が混ざりあう。

政は、信に顔を覗き込まれた時やっと意識がはっきりしてきた。

「さすがに顔色悪りーな」

信は、政が寝かされている寝台のすぐ近くまで来ている。

「色白がさらに真っ白だ」

何でもない事のように言いながら、信が声を立てて笑う。

政にとっては、変に心配されるよりずっと心地いい。

まるで深傷を負った事など無かったように、他愛のない事を普通に話し、冗談を言って笑い合った。

(信は誰よりも俺の事をいつもわかってくれている)

 

「明日本当に起きて大丈夫なのか?」

信は、どうせ言っても無駄だろうとは思いながら政に聞いた。

「別に剣を持って戦うわけではない。重傷を負って、もしかしたらもう死んだかと思われている俺が生きていて、皆の前に無事な姿を見せるという事だけでも士気は上がるはずだ」
「まあそりゃあそうだろうけど・・そんなんで立てんのかよ」

信は、口をきかなければ死人かとも思えるほどに血の気のない政の顔を見下ろしている。

「起き上がってみる。手を貸してくれ」
「え?!今からか?やめとけって」
「手を貸せと言っている」
「・・命令かよ。へいへい」
信は、政の肩を抱くようにしてゆっくり、寝台の上に座る姿勢まで起き上がらせた。
背中を支えながら様子を見る。
「大丈夫か?」
右手で背中を支えたまま、もう片方の手で、政の手を取って軽く握ってやった信は、その冷たさに驚いた。

 

本当に、命を繋ぐのにギリギリの血液しか残っていないのは明らかだった。

この状態で何故起き上がれるのかと信は思う。
体は限界にきていても、意思の力だけで立ち上がろうとする。
(まあわかんなくもねぇけどな・・・)
自分も戦いの場で、何度もこういう時があったという事を信は思い出した。

普段あまり感情を表に出さない政の、見た目に似合わない苛烈な一面も信はよく知っている。
言い出したら聞かないのは分かっているし、見守るしかない事も。

体の向きを変えた政は、寝台から足を下ろして床につけた。
立ち上がろうと足に体重を乗せた途端、バランスを崩す。
信が抱きとめなければ床に倒れていたかもしれない。

「すまない。もう大丈夫だ」
政がそう言ってもう一度自分で立ち上がろうとする。

 

「おぶってやるからつかまれよ」
信が、政の前に背中を向けてしゃがんだ。
「男がそんな無様なまねができるか」
政の答えを聞いて信は笑いをこらえた。
(こいつ全然変わってねぇな)

「頭でも打って余計明日起き上がれなくなったらどうすんだよ」
「俺はそんなにヤワではないぞ」
政はムッとして信を睨んだ。
(青っ白い顔で睨まれても怖くねぇんだけど)
信はそう思ったが、言うとまた政が怒るので黙っておくことにした。

それでも前と違ったのは、政は信におぶってもらう事をこれ以上拒否しなかった。
「俺も前にお前におぶって運んでもらった事あったしな。これで貸し借り無しな」
そう言って笑う信に素直に従った。

 

無様だとか何とか気にしていられない程今は体力が落ちているからというのもあるだろうが、同じ夢に向かう戦友として以前より自分を信頼してくれているのかと思えて信は嬉しかった。

 

部屋に一つだけある小さく切り取られた窓の近くまで行っても、政が最初に気がついたように外はとても静かだった。
介億が反対側の場所を伝えたため、皆はそちら側に行っている。

外はもうすっかり暗くなっていて、蒼黒い空には無数の星が散らばっていた。
今日は昨日までと違って、敵軍が夜襲と見せかけて一晩中音を出してくる事もなく、むしろ気味が悪いほど静かだ。
この蕞が落とされれば秦国が滅ぶという事も、そのギリギリの線で持ち堪えているという事も、一瞬忘れそうになるほどの静寂。

 

この場所に居るとあまりにも静かすぎて、秦国の存亡をかけた激しい戦いが今も続いているという事さえ、何か現実ではない遠い世界の事のような・・・そんな気持ちにもさせられる。
「見えるか?政」
「ああ」
政は顔を上げて窓の外を見た。

政は幼い頃の忌まわしい記憶から、普段は人に触れられる事すらあまり好まない。
安全を考えて作られた小さな窓は、それが無ければ昼間でも真っ暗な部屋の中に少し光を入れるためだけの物。
なので外から中が見えないように少し高い位置にある。
白く輝く月の光が、その窓から部屋の中にも微かに届いていた。
部屋の四隅に置かれている灯りと、外から微かに入る光によって作り出される部屋の中の光景は、どこか幻想的にさえ見える。

 

お互いに言葉を交わさなくても、二人は同じ事を思い出していた。
王都奪還の戦いの前。
抜け道の洞窟から出た時、空に月が輝いていた。
その時はまだ信頼関係もできていなかった二人だったが、それぞれの思いを持ちながら同じ月を見上げた。

 

一緒に戦い、同じ夢を持つ戦友となってから。
まだ子供だった二人は、咸陽宮の城壁の上でこれからの事を話した。
その時も、今のように同じ空を眺めた。

 

今は小さく切り取られた空しか見えなくても、この先に無限の広がりがある。
どんなに苦しい状況であっても、今生きていて空を見ている。

「お前が諦めねぇって言うんなら俺もついていく」
「当然だ。お前は俺の剣だからな」
酷い傷を負って自分で立つ事も無理な状態だというのに、口調だけは大王然としている。
それをからかってやろうかとも一瞬思った信だが、今日はやめておこうと黙っていた。

キングダム最新刊58巻あらすじネタバレ感想 宿敵龐煖との戦い

キングダム最新刊58巻あらすじネタバレ感想

一度完全に死んだ人間が生き返るというところで

ファンタジーっぽいと言えばそんな感じの最新刊。

 

オリキャラも出るけど基本史実に沿って書かれている
キングダムの中で、ここだけがちょっと違う雰囲気
なので好き嫌いはあるかもと思った。

 

個人的には嫌いではなく、これもありかなと思う。

龐煖があまりにも人間離れして強いので、

あそこまでやらないと信が勝つ事も説得力ないような

気がするので(^^;

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このブログの中のイラストは全てArtemis様から頂きました。

インスタではキングダムの素敵なイラストが沢山こちらから見れます。

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 
信の龐煖の戦い

☆前巻からの流れ☆

前巻で、信と龐煖が戦う事になるのを
止めるため羌瘣が龐煖に挑んだ。

結果、龐煖に傷を負わす事は出来たが

倒す事は出来ず・・・

羌瘣も気を失ったまま。

ついに信と龐煖が対峙する。

 

☆ここから58巻☆

趙国側の李牧は、この戦いを見ながら龐煖が信に

勝てないのではないかと予測している。

 

人は人であり、人を超える存在にはなり得ない

それがに龐煖突き付けられた残酷な答えだと。

 

もし龐煖が人以上の存在になり得るなら
王騎にもに麃公も苦戦していないはず・・・

 

龐煖自身も、
道を求めてきたがそもそも道などなかったのでは

ないかと思いかけている。

 

信は一人で戦っているのではなく、関わる人間達の思いを
受け継ぎ、それを背負って戦っている。

 

完全なる個の力とは対極の力。

 
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再び灯す命の火

ついにを龐煖を倒した信。

でもそれと同時に、信の命の火も消えていた。

 

戦はまだ続いているというのに、
この事で、誰も立ち上がって戦えなくなる。

それほどに信の存在は大きく、信がいてこその
飛信隊だというのがわかる場面。

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Artemis様のこのイラスト、

私の勝手な解釈も入ってるけど羌瘣が信の事を

本当に大切だと思う気持ちに気がついたという

感じに見えて心を揺さぶられる。

 

恋愛という気持ちがどんなものか、

まだもうひとつわかっていない様子の羌瘣。

戦友だからという事だけではなく

それ以上の気持ちがあるということに、

信が本当に命を落としてしまうというこの瞬間に

気がついたんじゃないかと思う。

 

羌瘣が、迷いなく自分の寿命を削ってでも

信を助けるところに感動。

なかなか進展しない二人だけど、
羌瘣が少し気持ちを自覚した感じがあるので
次の巻あたりでは進展はあるのか(*^^*)期待♪

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漂が出てくるところも凄く好き。

信は今はまだ命を終えるべき時ではなくて

もっと未来、信が天下の大将軍になり歴史に名を
残し、存分に生き切った時、
その時は満足のうちに人生を終えて、
こんな感じでまた漂と会えるのかと思うとエモい。

 

階段のところで向き合う二人の絵。

漂は、信に思い出して欲しいことがあっても

言ってはいけない葛藤がある。

 

最初にこの二人が天下の大将軍を目指していたことが

キングダムの物語の原点。

 

苦しい戦いで負けそうな時にも、

信が漂の事を思い出して再び立ち上がって戦う場面は

何度もあった。

実写映画ではラスボスの左慈との戦いの場面が印象的。

 

信にとって漂の存在はずっと大切で、

天下の大将軍への道は信一人ではなく二人の夢。

いつも共にいるという存在だと思う。

 

亡くなった人達の思いを全て背負って

つないでいく存在である信。

だからどこまでも強くなれるし、そこが龐煖には無い

信の力だと思う。

原作の、信が戦っている場面でも、

亡くなった人達の存在を信がはっきり意識していると

わかるところがある。

そのことが全部伝わってくるイラストに感動。

 

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鄴の陥落

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46巻から鄴攻めの戦いのストーリーが続いているので

すごく長く感じるけれど日数としては開戦から2週間ほど。

朱海平原の戦いの最初の状態が、上の図の通り。

どちらの軍も将軍が討たれたり、

深傷を負って離脱する者があって戦力を削られている。

 

信が生き返ってから、飛信隊も元気を取り戻した。

選りすぐりの精鋭部隊が李牧を追跡する。

李牧も逃げているだけでなく反撃に出たり
別れた隊の一部で夜襲をかけてきたり、疲れている
秦国軍にもきつい追跡だった。

 

鄴は食糧不足で、
難民達の間で不満が爆発し始めていた。
外に出ようと門に押し寄せる難民と、兵士の間で
争いが始まっている。

ついに城門は内側から破られ、桓騎軍のゼノウの隊が
中に入って趙軍の護りをズタズタにしていった。

李牧にはこれを止める事は出来ず、ついに鄴は
陥落する。

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しかし、食糧が無くてこうなったのだから当然
城内には食糧は無い。

秦国軍にとっても食べる物が無いわけで、

趙国側がこれを包囲して秦国軍が餓死していくのを
待つという事も考えられる。

 

これを王翦はどう切り抜けるのか・・・

続きが気になるところで58巻が終わる。

 

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紙媒体の58巻はこちらです。