「お前顔色悪いぞ。大丈夫か?」 六日目の今日の戦いがやっと終わり、信は漂に話しかけた。「何ともない。気にするな」漂はそう答えたが、どう見ても大丈夫そうには見えない。 心配そうに漂の顔を覗き込んでいる信のところに、貂と昌文君も気がついて近づい…
漂は、落ち着いた様子で民兵達の中に入っていった。 「大王様!」 「大王様が我々の中に・・・」 「お怪我は大丈夫なのですか?!」 民兵達が走り寄ってきて漂の周りに集まってくる。 「心配をかけてすまない。たしかに怪我をしたが傷は深くはなかった。明日…
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