大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 観てきた(感想)

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最初にお断りしときます。

ネタバレありです。

これから観る人はお気をつけください。

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こういうシーンは無いけど

ゲゲ郎の入浴シーンはあり。

目玉の親父の茶碗風呂に通じるものが。

この頃からお風呂好きらしい。

 

映画は、墓場鬼太郎の前の話という感じ。

水木は記憶がないけれど、

実は鬼太郎を見つけるもっと前から

鬼太郎の父親と関わりがあったという話。

それを知ってて観るとさらに尊い

けど知らなくても映画の内容はわかる。

 

二人は以前から関わりがあったどころか、

かなり深い。

ゲゲ郎は最後に水木のことを「相棒」

と呼んでいる。あの場面尊い

 

ゲゲ郎の方が幽霊族だから人間よりずっと強い。

けれど、水木が守られるだけの存在かというと

そうではなくて、逆にゲゲ郎を助ける場面も。

 

飄々としていて浮世離れした感じのゲゲ郎と、

野心家でギラギラした水木。

最初は正反対に見える二人。

それが、ゲゲ郎と行動を共にする中で、

村での色々な出来事に遭遇する中で、

水木が少しずつ変わっていく感じ。

その過程が、全く不自然ではなく

納得できる感じで入ってくる。

 

水木は血液銀行に勤めるサラリーマンで、

血液製剤Mについて探っている。

ゲゲ郎は、生き別れになった自分の妻を探している。

そのために、村に隠された秘密を暴いていこう

ということに。

行動を共にしたきっかけは利害が一致したからかも

しれない。

 

最初は、水木はゲゲ郎を利用する気で

いたのかもしれないけれど、

途中から少しずつ、それも変わっていく。

 

ゲゲ郎の戦闘シーンが最高にかっこいい。

水木とゲゲ郎の友情が尊い

水木は戦争経験者で、その中での理不尽も

悲惨な経験もしている。

映画の中で戦争を美化するわけじゃなく、

戦争経験者の水木の体験として

残酷な内容もそのまま描いているところが

すごく良かった。

 

ホラーチックな場面、えぐい場面頗けっこう多いし

登場人物がどんどん死んでいくし、

ハッピーエンドからは遠いけど・・・

最後少しだけ希望があったのが鬼太郎の誕生。

 

残酷なところ、悲しいところは多いけど

それでも観て良かったとすごく思ったし

2回リピートした。

妖怪より人間の方が欲深いし怖いかもと

思った内容だった。