大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

アニメキングダム1期を振り返る あらすじネタバレあり

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実写映画から嵌って全巻読破して、その次にアニメを全部観た。

アニメの1期の時は、信も政もまだ可愛らしい子供な感じ。

全巻読破してからアニメ観ると余計そう思う。

57巻の時点では2人共もう20代半ばの立派な大人なので。

信は戦で一緒だった同じ村の仲間から

「赤ちゃん猿が小猿になったくらいだ」

と言われてたりもするけどまさにそんな感じ。

信が13歳、政が14歳で、周りの大人達と比べてもまだずいぶん

小さい感じに見える。

小さいくせに大人にも負けないほどけっこう強いのは原作の通り。

 

政も、呂不韋にやり込められた悔しさで王座をガシガシ蹴ってる

場面があるし。

形だけは国王でもまだ権力もなく、年相応の子供らしいところも

ある。

笑ったりはしゃいだりもする普通の子供の信や貂と違って

ほとんど笑わないし、大王然とした雰囲気はこの頃からあるけど。

 

貂もこの頃まだ女である事を隠してて、信も政もその事は知らない。

体型的にもまだ子供だから、ごまかせるくらいなのか・・・

 

昌文君は、57巻の今よりまだ少し若い感じ。

今も続いている信を取り巻く人間関係が、5巻まででもけっこう

出来上がっている。

壁との出会いも最初の方から。

王都奪還の戦いで一緒に戦った事から、元祖三人組の絆が強く

なった感じ。

信は、この頃から一緒に暮らし始めた貂の事を身内のように感じて

いるし、最初は憎しみから始まった政との関係も、すっかり親友の

間柄に見える。

漂と信の関係も、漂が生きていた間は短かったけれど、その後も

漂と二人で目指してきた夢、その回想シーンが出てきて二人の

友情、絆の強さがわかる。

そういうところも、原作通りに表現されている。

 

残虐すぎるシーンはカットされてるところがいくつかあるくらいで、

全体的にアニメは原作に沿って忠実に作られてると思う。

羌瘣が刺客として王宮に来て、信と戦う事になるあの場面は何故か

アニメではカットされていた。

ここを飛ばして、羌瘣の過去の話を信と貂が聞くという形で、その

内容はほぼ原作通り。

あの場面は好きなので観たかったし、ここは残念。

信を殺そうと思えばすぐ殺せるのにそれが出来ない羌瘣の気持ちの

変化や、元祖三人組が再び顔を合わせるところで、政がどこか

楽しそうな様子に見えるなど。

信の存在で、周りの皆も変化していっているのが見える場面。

 

信の初陣の場面から以降も、戦場の迫力はそのまま表現されている。

原作ほど、人間が真っ二つに斬られるところとか首が飛ぶところとか

は出てこないけど・・

話しの流れは原作のまま作られている。

信が最初から目立った強さを発揮するところ、羌瘣の人間離れした

強さ、王騎将軍の存在感なども原作の雰囲気がアニメでもそのまま

見られる。

 

原作通り、王都奪還の戦い、信の初陣となる魏との戦い、二度目の

戦となる趙国との戦いと、大きく三つに分かれた物語になっている。

途中のエピソードで省かれているところもあるけど大筋はそのまま。

 

戦いの話の間に、政の過去の話が出てきたり、王騎将軍と摎の過去

の話が出てきて、信以外の登場人物の事も色々と見えてくる。