大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム最新刊57巻あらすじと感想 ネタバレあり

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☆画像はArtmis様からいただきました☆

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

キングダム1巻から振り返って書いてたり

実写映画の事書いてるブログだけどいきなり飛んで

57巻のこと。

原作全部読んでるし最新刊出たらもちろんすぐ買う。

(連載の方は見てなくて単行本派)

 

読んだら書きたくなるしその勢いで書いた(*^^*)


ネタバレ嫌な方は読まないでくださいね。

 

57巻の大まかな内容
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

挟撃に成功した秦国軍。

このまま攻め続けて李牧の首を取れるかに見えた。

しかし絶体絶命の危機に立たされているはずの李牧は

落ち着いている。

李牧には次の策があった。

挟撃には挟撃で対抗する策を仕掛けてくる李牧。

秦国軍本陣を狙う馬南慈軍。

蒙恬の活躍もあり王翦は逃れるが、李牧の策はこれだけ

ではなかった。

龐煖が登場する。

死力を尽くして龐煖と戦う羌瘣。

この巻の最後ではついに信と龐煖の戦いが始まる。

 

 

 ここから、詳しく57巻の内容

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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☆画像はArtemis様からいただきました☆

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

挟撃に成功したまではいいけど、やはり簡単にはいかなかった。

 

李牧中央軍に対して、秦軍右翼の飛信隊、亜花錦隊が、
反対側からは田里弥軍、倉央軍が攻める。

そんな中、その様子を見ている李牧の表情は、全く慌てる風もなく

落ち着いているかに見えた。

何か策があるのか・・

もしやこうなる事を予測した上での戦いなのか・・・

 

ここで突然、守る側の趙軍に動きがあった。

傅抵を先頭に、わずか数百騎で突破に出たのだ。

この数で王翦本陣を落とせるはずがない。

その事から、これを捨て身の誘いだと読んだ秦国側は、追わずに放置。

別働隊を出して追えば、残りの戦力がその分削がれる事になる。

それを狙っての誘いと見て、それに乗らず、全力で李牧の首を狙う。

 

李牧は無駄な事はしないはず。何かがある。という王翦の読みは

当たった。

本陣の真横に、馬南慈軍が迫る。

挟撃には挟撃で返す。

これが李牧の作戦だった。

傅抵率いる最初の数百騎は、馬南慈軍が来るまでの時間を稼いで

いただけなので、無理に深く入らなかったのだ。

 

王翦と李牧の頭脳戦の様相。

 

鬼人と恐れられた馬南慈の武の力は圧倒的だった。

 

王翦はここで「下へ行く」と告げて丘を降りる。

身を隠しながら側面から近づき、王翦の首を狙う傅抵。

 

李牧はここで勝利を確信したように見えた。

 

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本陣の危機に、王賁は助けに行くと言うが「この人数では無理だ」と

関常は止める。

しかし、王翦が総大将だからというだけでなく「父を助けに行く」

と言った王賁に、それ以上皆何も言えなくなった。

本陣に向かう王賁。

 

命がけで助けに行った王賁に、王翦は「愚か者が」と言い捨てるが

王賁は、王翦と敵の間に立ち、何としても護ろうと身構える。

終わったかに見えた時、中央に向かう馬呈を追ってきていた蒙恬

現れた。

 

蒙恬は馬南慈の矛をかわして、一撃を浴びせる。

 

100回戦って1度勝てるかという力の差がある。しかし自分の利は

馬南慈が自分を知らない事だ。

と冷静に分析していた蒙恬

最初の一太刀で仕留めなければ負けると分かっていてその賭けに出た。

 

この巻全部の中でも強烈で印象的な場面。

 

 

 

金毛の隊と戦っている飛信隊。

 

飛信隊の強さは司令塔である軍師の力によるところも大きいと見抜いた

敵将の金毛。

軍師を殺せば飛信隊の勢いを止められると見て河了貂を狙う。

敵兵士の放った矢が、馬で逃げる貂の肩に命中した。

馬から落ちた貂にとどめを刺そうと、敵兵士は更に矢を放つ。

頭を射ち抜かれそうになり、咄嗟に手で防いだ貂。

矢が手のひらを貫通する。

倒れた貂に、騎馬で槍を持った兵士が迫り、弓使いの仁が助ける。

 

仁の弓が限界にきていた。

弓が折れてしまった仁は敵兵士に首を刺される。

 

今まで人を射つ事ができなかった弟の淡の動きが変わった。

兄を傷つけられた事で怒りに燃えた淡の放つ矢が敵兵士の頭に命中。

次々と敵を仕留める淡は、遂に将軍金毛を討った。

 

深手を負ったまま戦い続ける信の体力は限界まできていた。

副長が檄を飛ばし、死力を尽くして戦う飛信隊。

敵本陣が、李牧の姿が見えた。

 

飛信隊がすぐそこまで来ているというのに李牧は慌てた様子もない。

「早く脱出を!」と顔を引きつらせるカイネに、自分は冷静だと告げる。

 

李牧の切り札は、龐煖だった。

李牧の首を狙った去亥を龐煖は一太刀で斬り捨てる。

続いて龐煖に襲いかかる麃公兵。

しかし、屈強な麃公兵でさえ全く歯が立たない。

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今までにないところまで深く呼吸を落とした羌瘣が龐煖と対峙する。

信と龐煖を戦わせないために。

信が来る前に龐煖を仕留めたい一心の羌瘣。

 

羌瘣の最初の一太刀が、龐煖の腕に傷をつけた。

高く飛んだ羌瘣の剣が、龐煖の指を二本切り落とす。

これは勝てるかもしれないと希望が見えた。

飛信隊の兵士達が必死に声援をおくる。

 

しかし呼吸が尽きかけた羌瘣の攻撃もここまでだった。

龐煖に足首をつかまれ、頭を何度も地面に叩きつけられる。

最後の力を振り絞って龐煖の腕に剣を突き立てるが倒すことは

できなかった。

 

ついに信が龐煖と対峙する。

自分に矛と盾を託し、死んでいった王騎将軍、麃公将軍の姿が

脳裏に浮かぶ。

無残に殺された飛信隊兵士の死体が目の前に転がっている。

 

何度も弾き飛ばされながらも、信の矛は龐煖の刃を受け止める。

 

 

李牧がカイネに、龐煖との出会いの経緯を語る。

自分の強さをもとめているだけに見える龐煖が「人の代表」だという

意外すぎる李牧の言葉。

争いの世を無くすために、龐煖もまた道を求めている。

 

 

この巻で一番印象に残ったのは、李牧の切り札だった龐煖の登場と

羌瘣との戦い。

信を守ろうとする気持ちと、死力を尽くして戦う姿。

そしてまだ続いている信と龐煖の戦い。

 

前半で印象的なのは蒙恬の活躍。

 

次に飛信隊と金毛の軍の戦い。

貂を守った仁と、兄のために戦った弟の淡。

 

副長の檄で飛信隊が一丸となって戦う姿に胸が熱くなる。

 

李牧がなぜずっと冷静でいられるのか・・切り札があるのか・・

李牧と王翦の、頭脳戦も見どころだった。

 

龐煖が来た事は、途中まで近づいていた飛信隊の他の兵士達にも

感覚で伝わった。

馬が怯えて暴れだす。

何もできるわけではないけれど、このままでは信が龐煖と戦う

事になる。行かなければと自分を励ます尾平。

 

飛信隊の、お互いに仲間を思う気持ち、結束力。

今回も何度も泣きそうになりながら読んだ。

 

龐煖と李牧の出会いの経緯も今回初めてわかって、龐煖の

戦う理由があまりにも予想外で興味深い。

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☆画像はArtemis様からいただきました☆

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua