大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム1巻〜10巻まとめ 信の戦いを中心に振り返る

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5巻までの内容は、王宮内の内乱の話。

共に天下の大将軍を目指してきた漂の死。

その後、秦国王嬴政に出会い、河了貂に出会う。

王都奪還の戦いで、大王一派の昌文君、壁と共に戦い

信頼を得る。

山の王楊端和、山の民の戦士、バジオウ、タジフとも

この戦の時初めて共に戦う。

 

互いに助け合い同じ夢を持って二人で生きてきた

漂を失った時、信は本当に一人になったかに見えた。

 

しかし、そこからまた沢山の仲間に出会っていく。

漂を失ってからわずか数日で、信の人生に今まで

あり得なかったような波乱万丈の日々が訪れる。

 

この後、5巻の後半から、信の初陣である魏国との

戦いがストーリーの中心になってくる。

6巻7巻では、秦国対魏国の戦いが描かれている。

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一歩兵として戦いに参加した信。

この時集まった伍のメンバーは残り者ばかり。

しかし信は、この最初の戦いから、驚くべき強さを見せる。

伍での戦い方を無視して一人で突き進む信。

けれどそのおかげで信の前に道が開けた。

 

魏国軍の戦車を転倒させて馬を手に入れ、騎馬で駆け回る信。

王都奪還の戦いの時、山の王の城から馬に乗って咸陽宮まで

行った場面が思い出される。

あの時乗れるようになった事が、早速ここで役立っている。

 

この時点ではまだ得体の知れない人物の羌瘣も、恐ろしい程の

強さを見せる。

一瞬で多人数の敵を倒す羌瘣の剣の腕も並外れているし、

戦車に対抗する策を考えるなど頭もきれる様子。

 

信が配属された部隊を率いる縛虎申千人将はこの戦いで戦死

してしまう。

縛虎申は、自分の命と引き換えに敵副将宮元の首をとった。

この時、縛虎申と並んで先頭を走っていた信は、この戦いを

助ける大きな役割を果たす。

その事があり、戦果である敵副将の首を秦陣営に持ち帰る役目は

信に任された。

 

最後は総大将同士の一騎討ちとなり、麃公将軍が勝って秦国の

勝利が確定する。

この時点でも人数の上では魏国の方が圧倒的に多く有利なはず

だった。

しかし魏国側は、総大将呉慶将軍の死で完全に戦意を喪失していた。

 

この事からも信は、将軍というものの存在の大きさを知る事になる。

この戦いの途中で王騎将軍と話す機会があった信。

そこで王騎将軍が語った「将軍とは・・・」という話が、ここで

繋がってくる。

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下僕だった信は漂と二人で「天下の大将軍」を目指していた。

この時は下僕ではその道は開けないとは知らない。

剣の腕があればなれるのだと思っている様子。

 

嬴政と、側近の昌文君、その配下の者達と出会い、

戸籍もない下僕の身分のままでは戦に参加すらできないと知る。

でも当然そんなことでは諦めない信。

 

王都奪還の戦いで活躍すれば、土地と家をもらって戸籍を持ち

下僕の身分も取り消してくれるのかと嬴政に尋ねる。

呆れてものも言えないという顔の昌文君や配下の者達。

しかし嬴政は否定せず、信はその約束をとりつけてしまう。

この辺りの強引さも信らしいところ。

 

実際に王都奪還の戦いで活躍し、小さいが土地と家をもらって

そこで貂との共同生活を始める。

これで戦に参加できる権利を得た信。

 

続いて戦に出て活躍し、たった一度の戦で百人将になるという

異例の出世を成し遂げる。

 

 

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信がこの戦いから帰った後。

大王嬴政の命が刺客に狙われているという事で、

信は護衛の役目で王宮に呼ばれる。

この事からも、信がすでにその強さを認められていることが

うかがえる。

 

実際に信は、戦場で経験を積んだことで、数ヶ月前とは

比べ物にならないほど強くなっていた。

一番最初の戦いで朱凶一人に対して苦戦していた信が、

一瞬で朱凶を斬り捨てる。

 

事件の黒幕は呂不韋で、脱出するつもりだった通路への扉は

外から鍵がかけられていた。

もしこの時信がいなかったら嬴政は殺されていたかもしれない。

 

王都奪還の戦いが終わった頃には、政の目指すところの話も

聞いていて、その夢についていくと決めている信。

今回も王の剣として嬴政の命を守った。