大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダムあらすじネタバレ 信の人間関係を中心に振り返る1〜10巻

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主人公信の人間関係が、下僕だった頃から急激な変化で

今までとは別世界にどんどん広がっていくのもこの作品

の面白いところ。

 

戦争孤児だった信が、下僕の身分の時、同じ境遇で

一緒に育った漂と話していた内容。

 

一度奴隷になった者は一生奴隷。

奴隷の女と結婚して、子供もその子孫も、ずっと奴隷。

そこから抜け出すには剣しかない。

 

この頃信にとって、友達と呼べる相手は漂一人だったと

思う。

同じ村の者達と、後には戦で共に戦う事になり、信は

百人将になって立場が上になるが、この時はまだ

そんな事は想像もしていない。

 

幼い子供の頃から一緒に過ごし、同じ夢に向かっていた

漂との関係は、漂が死んでからも信の心の中にずっと

残っている。

その事がわかる場面が、これからのストーリーの中でも

何度も出てくる。

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この後、嬴政と出会い、河了貂と出会う信。

元祖三人組が誕生する。

この三人の絆も、後になっても健在。

共に戦った戦友を大切に思うのが信らしいところ。

 

同じ頃に出会った嬴政の側近の昌文君や壁も

信に対して徐々に心を開き、信頼を寄せている

ように見える。

 

山の王楊端和、山の民の戦士バジオウ、タジフとも

一緒に戦う事でお互いの信頼は増しているように見える。

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最初の戦で伍の仲間となった尾兄弟とも、

同じ村にいた頃は対等な友達ですらなかったと思うが・・

信の戦いぶりを見て気持ちは変わっていく。

 

この戦で初めて出会った羌瘣も、信との間に少しずつ

信頼関係ができてきているように思う。

50巻以上続いている今では、恋愛になるのかも?

と見える事もあるこの二人だけれど、この時点ではまだ

その気配はない。

羌瘣に対しても信は、共に戦った仲間として見ている。

信のそういうところに、仇討ちだけが全てだった羌瘣も

心を動かされているように見える。

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連絡係として城戸村にいた渕を巻き込んで、王騎将軍に

会いにいく信。

無国籍地帯につ落とされたところで10巻が終わるが、

この修行があったおかげで、その後の戦で力を発揮している。

 

そもそも最初に、自分とは立場が違い過ぎる相手に無謀にも

会いにいくという信の行動力がなかったら、後の活躍に

つながっていない。

 

信は人たらしだと思う。

下僕の身分で文字も知らないくらいなので、

頭がいいかというとそうではなく・・でも人を気遣う気持ち、

人を惹きつける魅力は天性のもの。

短い期間にも、周りの人達の中で信の存在は大きなものに

変わっている。

 

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下僕の身分からわずか数ヶ月で、普通では考えられないような

立場の違う人達との出会い。

それも、ぼーっと過ごしてたら向こうから来たというわけじゃなくて

信は自分からどんどん行動する。

自らチャンスを掴み取る。

そういうところも、主人公の信とこの物語の大きな魅力だと思う。