大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム4巻を振り返る あらすじネタバレ感想

 

f:id:yukitarot1967:20200722111151j:image

最初に4巻の内容をまとめると・・・

咸陽宮に入る事に成功した五十人。

別働隊十人が本隊と分かれて行動。嬴政が敵を

引きつけている間に別働隊が成蟜を討つという

作戦を決行する。

別働隊に居た信は山の民の戦士達の協力も得ながら

強敵を倒し、ついに本陣にまでたどり着く。

 

※ここからもう少し詳しい4巻の内容

 

戦いが始まってすぐに、嬴政の策で五十人は二手に

分かれる。

嬴政が他の者達と正面から進んで敵を引きつけている間に、

壁、信、バジオウ、タジフ他山の民の戦士達と貂で十人の

別働隊は、本殿を目指した。

本殿までの間には、腕の立つ暗殺者の左慈率いる兵士達が

待ち構えていた。

 

山の民の戦士達は強く、左慈の軍の兵士達を次々と倒して

いく。

しかし、左慈が出てきた途端、流れは一瞬にして変わって

しまう。

あんなに強かった山の民の戦士が、いとも簡単に斬られて

しまったのだ。

その様子を目の前で見せられた壁は、

自分が先頭に立って士気を高めなければと

心では思っていながら体が硬直してしまう。

f:id:yukitarot1967:20200722111217j:image

しかし、それほどの相手に対して、信は少しも怯む事なく

立ち向かっていく。

壁は、その信の姿を見て漂の事を思い出す。

ただの下僕の少年だと思っていた漂が、あの王騎軍を前に

少しも怯む事なく先頭に立って斬り進んでいった。

今目の前で戦っている信と、あの時見た漂の姿が重なる。

天下の大将軍という途方もない夢を、この少年達二人は

本気で目指せる存在なのかもしれない。

そんな考えが頭の中をよぎる。

 

それでも左慈はやはり信にとっても手強い。

左慈の剣が信の頭を直撃する。

山の民に変装するために付けていた面をそのまま頭に上げて

いたので、運良く面が割れただけで信は無事だった。

しかしもう面は無いわけで、次は危ない。

斬られそうになった信を見た壁。

(信は大王の片腕となって天下に羽ばたく。

それなら・・死なせてはいけない)

壁は、左慈の背後から斬りかかり、二度までは斬った手ごたえを感じる。

次は殺れると思った時、振り向きざまに振り下ろした左慈の剣で

壁は斬られてしまう。

 

左慈との戦いで苦戦し、何ヶ所も斬られて傷だらけになりながらも、

信はついに左慈を倒す。

壁も酷い傷を負ったが、何とか命を取りとめることはできた。

残った全員で先へと進む。

 

ついに信達が本殿にたどり着いた。

まさか来ると思っていなかった文官達が、慌てふためいて逃げ惑う。

そんな中、王座にふんぞりかえっている成蟜は余裕の表情を見せている。

ここにはランカイがいるからだ。

f:id:yukitarot1967:20200722111333j:image

ランカイは体の大きさも腕力も普通の人間とはケタが違う。

山の民の戦士が一瞬にしてランカイに殺されてしまう。

剣で斬りかかる信だったが、ランカイの皮膚には剣でも歯が立たず、

弾き飛ばされた信は床と柱に叩きつけられて気を失った。

気絶している間に信は頭の中で漂の幻を見る。

朱凶を倒した事を話し、仇は打ったと告げる。

その後に幻聴で政の声を聞き、信は我にかえる。

 

信が気絶している間に、バジオウがランカイに立ち向かう。

「しばし昔に戻る・・・」

バジオウの言葉の、昔とは何の事なのか?

ここで、子供の頃は獣のようだったバジオウが楊端和によって

一族に迎え入れられ、人間性を取り戻した時のエピソードが

入る。

今はその頃の獣を解放させてランカイに挑む。

 

バジオウの激しい攻撃に一度は怯んで戦意を喪失したランカイ。

しかし成蟜の一声で再び暴れ出す。

ランカイは成蟜の言う事なら何でも聞くように調教されていた。

暴れ回るランカイに苦戦しながらも、最後は信と山の民の戦士達の

チームワークで、ついにランカイを倒す。

f:id:yukitarot1967:20200722111333j:image

 

場面が変わって別働隊が戦っているのと同じ頃、嬴政達は正面から

突き進む。

その前に立ちはだかるのは、魏興率いる弓矢を構えた軍隊だった。

しかし弓矢にも怯まず突き進む楊端和と山の民の軍。

 

王宮の広間で斬り合いが始まり、嬴政も兵士達の中に入って自ら

剣を振るって戦う。

嬴政を守る、兵士達や昌文君。

圧倒的な人数で攻めてくる軍を相手に、疲れが見え始めた兵士達。

嬴政が「諦めるな」と檄をとばし、皆の士気が再び上がる。

f:id:yukitarot1967:20200722111421j:image

 

実写映画でもクライマックスの場面。

1〜5巻の途中までが映画化された実写映画でも、王都奪還の戦い

の中心になる咸陽宮での場面は、一番派手なアクションシーンが

多く、見応えがある。

 

ここに来る前の、朱凶、ムタとの戦いの時より、さらに強くなった

信の姿も見られる。

 

ランカイが虐待に怯えて戦っているだけだという事も見抜き、

成蟜に対して

「はっきりわかった事は、身を呈してお前を護ろうとする奴は

ここに一人もいないという事だ」と言い放つ。

信は下僕の出で教育は受けていないけれど、状況や人を見抜く

直感は鋭いものがある。

これも信の、強さの一部かもしれない。

 

楊端和と山の民の戦士達も本当に強い。

弓矢で射られて倒れ、死んだかに見えていた戦士達が、楊端和の

一声で起き上がり戦うシーンは鳥肌もの。

 

嬴政が檄をとばす場面。

「別働隊は必ず首領二人を討つ。耐えしのげば俺たちの勝利だ」

この言葉は、別働隊に対して絶対の信頼をおいていなければ言え

ない。

この事からも、信と嬴政の絆が深まったという風にも見える。

 

今回も、王騎将軍が副官の騰と共に、この戦いの様子を見守る場面

が出てくる。

どんな人物で誰の味方なのかはまだ謎。

 

正面から進んでいった嬴政達の軍と、魏興の軍の戦いの決着は

まだついていない。

この戦いの行方はどうなるのか・・・

 

別働隊の方の戦いは、信の剣がランカイの急所に刺さったところ

で終わる。

今度こそランカイを倒したと見えるがその通りなのか・・・

気になるところをいくつか残しながら5巻へと続いていく。

f:id:yukitarot1967:20200722111513j:image