大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム3巻を振り返る(ネタバレあり)

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最初に3巻の内容をまとめると・・・

山の王楊端和を説得し、最終的に協力を得ることができる。

それでも咸陽宮には八万の軍勢がいて、人数的には差が大きい。

そこで策を講じて全員が変装して山の民になりすまし、王弟側を

欺いて咸陽宮の門を開けさせる事に成功。

王都奪還のための戦いが始まる。

 

☆このブログの最初の画像はArtemis様からいただきました。

この巻で信が初めて馬に乗り、その時に

以前漂から教わった騎馬隊の話を思い出す場面がある。

信と漂の絆は、この3巻からもしっかり伝わってくる。

Artemis様のキングダムイラストはこちらから観れます☆

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

※ここからもう少し詳しく3巻の内容

嬴政を追って山を登っていった信と貂と壁は、逆に山の民に

捕まってしまい、城に連行されて檻に入れられる。

 

外敵の近づけない要塞のような城を作り出す
山の民の知恵と技術を知り
壁は、何か恐ろしいものを感じ取る。

 

何とか抜け出そうと頑張ってみた努力も虚しく、
三人はこの後、山の王楊端和と

兵士達の中に一人で座って説得を試みている
嬴政のところに連行される。

 

玉座に座っている楊端和は仮面をつけていて
顔も表情も分からない。

抜き身の剣を持った兵士達が
嬴政の周りを取り囲んでいる。

 

最初、力を借りにきたと言う嬴政に対して
楊端和は、力を貸すつもりはなく裁くために
連行してきたのだと告げる。

 

穆公の時代にできた秦国の民と山の民との交流は、
穆公の死後、秦国の一方的な裏切りによって崩れ去り、
山の民に対する酷い虐殺も起きていた。

 

我々はその恨みを晴らせねばならないと言う楊端和に対して
嬴政は、過去の愚行を秦国の王として謝罪すると言った後、
それでも復讐の前にやるべき事があるはずだと告げる。

 

それに対し楊端和は、若い王は人の痛みがわかっていない。
だから大切な者を失う痛みを教えてやると言って、
連行してきた三人の首をはねようとする。

 

そんな事をしなくても俺はその痛みを十分に知っていると
言って語り始める嬴政。

自分の目指すところの中華統一について話す。

 

その途中で入ってきた年寄り達が

「余計な問答など必要ない。今こそ積年の恨みを晴らす時だ」と

言って再び首をはねられそうになる三人。

 

そこで縄抜けした信が反撃して形成は逆転。

信は、本気で死んだ奴らの事を思うなら、
そいつらの見た夢を叶えてやれと話す。

 

結果的に楊端和は説得に応じ、
秦王嬴政と盟を結び、今回の王都奪還の

戦いにも力を貸すと約束する。

仮面を外した楊端和の姿は、美しい女性だった。

 

この後全員が馬に乗り、咸陽宮を目指す。

 

その頃咸陽宮の中では王弟の成蟜が、
捕らえた昌文君の配下の者達を手下のランカイに命じて

次々と残虐に殺していた。

 

次は自分が王になれると信じていた成蟜は、

突然兄の嬴政が秦国に戻ってきたせいで
それが叶わなくなったので、強い恨みを抱いていた。

 

しかも自分は王族の出なのに対して、

嬴政の母親は平民で舞妓だという事で、

そんな人間が王座につくことなど我慢ならないと思っている。

 

咸陽には八万軍勢がいるのに対して、

山の民が味方についてくれてもその数は約三千。

まともに戦っては人数に差があり過ぎる。

そこで嬴政が、策があると告げる。

 

全員が山の民に変装し、

同盟を結ぶために下山したと言って味方だと思わせ

門を開けさせる。

中に入ってしまえば

軍の駐屯所は少し離れたところにあるので、

八万の軍勢が押し寄せる前に決着をつけるという

作戦だった。

 

「中に入っていいのは楊端和とその従者

五十人までとするという」条件付き

だったが、狙い通り門を開けさせる事に成功する。

中に入った五十人は朱亀の門の前まできた時、
作戦通り攻撃を開始。

戦いが始まる。

 

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山の王楊端和を説得する場面は、
実写映画でも見せ場の盛り上がる場面だった。

 

14歳というまだ子供の年齢でありながら、
いつ殺されてもおかしくない状況の中で
堂々とした態度を貫き、一歩も引かない嬴政。

 

自分の信念をはっきりと語る嬴政に対して、
形は全然違うけれど、信の言葉もまた楊端和の心に

何か響くものがあったに違いない。

 

信と政の二人いてこそうまくいったのかもしれない
と思うこの場面から、

漂から託された夢を信が受け取り、
漂と自分の二人分の夢を背負って政と共に
これから道を切り開いていく・・
その始まりが感じられる。

 

皆で馬に乗り咸陽に向かう場面。

信は最初乗れなくてとんでもない状態だったのに、
その後すぐに乗りこなす。

この辺りにも信の運動能力の高さが見える。

 

幼い子供の頃の信と漂の思い出の場面も出てくる。

いつか馬に乗って戦いに出るという話しをする二人。

牛で練習しようというところも微笑ましくて可愛い。

 

作戦が成功し、咸陽宮の中に入った後、
政が正体を見せる場面も山場。

実写映画でも、絵的にかっこよくて美しい場面だった。

 

朱亀の門のところで、
この門は頑丈で壊せないし越えられない高さだと見ていた
丞相の竭氏の目の前で、驚異的なジャンプ力を見せて

門を越えてしまう信。

この場面も見どころで、信の事を
「あいつはきっと誰よりも高く翔ぶ」
と話していた漂の言葉をここでも思い出す。

 

1巻にも2巻にも少しずつ登場していて、
まだ敵か味方か何者かわからない

王騎将軍は、3巻でも少し登場する。

 

昌文君の首をとったという事で
昌文君の領地をもらった王騎。

 

成蟜の部下が昌文君の家族を差し出せと
言ってきた時、
この領地は自分の物だからそこにいる民も
全部自分の物、なので渡せないと告げる。

という事は、昌文君の家族を守った事になり、
やはり味方なのか?と思うところ。

 

3巻の最後のページでは、王騎将軍が
城の上からこの戦いの様子を静かに見ているという
場面が出てくる。

 

王都奪還の戦いの行方はどうなるのか・・
気になるところで4巻に続く

 

キングダム 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 キングダム3巻を、ビジネス書として読んだ内容を
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ビジネス書として読むキングダム3巻 不利な状況を覆す① あらすじネタバレ感想 | 自営業倶楽部