キングダム最新刊58巻あらすじネタバレ感想
一度完全に死んだ人間が生き返るというところで
ファンタジーっぽいと言えばそんな感じの最新刊。
オリキャラも出るけど基本史実に沿って書かれている
キングダムの中で、ここだけがちょっと違う雰囲気
なので好き嫌いはあるかもと思った。
個人的には嫌いではなく、これもありかなと思う。
龐煖があまりにも人間離れして強いので、
あそこまでやらないと信が勝つ事も説得力ないような
気がするので(^^;
このブログの中のイラストは全てArtemis様から頂きました。
インスタではキングダムの素敵なイラストが沢山こちらから見れます。
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信の龐煖の戦い
☆前巻からの流れ☆
前巻で、信と龐煖が戦う事になるのを
止めるため羌瘣が龐煖に挑んだ。
結果、龐煖に傷を負わす事は出来たが
倒す事は出来ず・・・
羌瘣も気を失ったまま。
ついに信と龐煖が対峙する。
☆ここから58巻☆
趙国側の李牧は、この戦いを見ながら龐煖が信に
勝てないのではないかと予測している。
人は人であり、人を超える存在にはなり得ない
それがに龐煖突き付けられた残酷な答えだと。
もし龐煖が人以上の存在になり得るなら
王騎にもに麃公も苦戦していないはず・・・
龐煖自身も、
道を求めてきたがそもそも道などなかったのでは
ないかと思いかけている。
信は一人で戦っているのではなく、関わる人間達の思いを
受け継ぎ、それを背負って戦っている。
完全なる個の力とは対極の力。
再び灯す命の火
ついにを龐煖を倒した信。
でもそれと同時に、信の命の火も消えていた。
戦はまだ続いているというのに、
この事で、誰も立ち上がって戦えなくなる。
それほどに信の存在は大きく、信がいてこその
飛信隊だというのがわかる場面。
Artemis様のこのイラスト、
私の勝手な解釈も入ってるけど羌瘣が信の事を
本当に大切だと思う気持ちに気がついたという
感じに見えて心を揺さぶられる。
恋愛という気持ちがどんなものか、
まだもうひとつわかっていない様子の羌瘣。
戦友だからという事だけではなく
それ以上の気持ちがあるということに、
信が本当に命を落としてしまうというこの瞬間に
気がついたんじゃないかと思う。
羌瘣が、迷いなく自分の寿命を削ってでも
信を助けるところに感動。
なかなか進展しない二人だけど、
羌瘣が少し気持ちを自覚した感じがあるので
次の巻あたりでは進展はあるのか(*^^*)期待♪
漂が出てくるところも凄く好き。
信は今はまだ命を終えるべき時ではなくて
もっと未来、信が天下の大将軍になり歴史に名を
残し、存分に生き切った時、
その時は満足のうちに人生を終えて、
こんな感じでまた漂と会えるのかと思うとエモい。
階段のところで向き合う二人の絵。
漂は、信に思い出して欲しいことがあっても
言ってはいけない葛藤がある。
最初にこの二人が天下の大将軍を目指していたことが
キングダムの物語の原点。
苦しい戦いで負けそうな時にも、
信が漂の事を思い出して再び立ち上がって戦う場面は
何度もあった。
実写映画ではラスボスの左慈との戦いの場面が印象的。
信にとって漂の存在はずっと大切で、
天下の大将軍への道は信一人ではなく二人の夢。
いつも共にいるという存在だと思う。
亡くなった人達の思いを全て背負って
つないでいく存在である信。
だからどこまでも強くなれるし、そこが龐煖には無い
信の力だと思う。
原作の、信が戦っている場面でも、
亡くなった人達の存在を信がはっきり意識していると
わかるところがある。
そのことが全部伝わってくるイラストに感動。
鄴の陥落
46巻から鄴攻めの戦いのストーリーが続いているので
すごく長く感じるけれど日数としては開戦から2週間ほど。
朱海平原の戦いの最初の状態が、上の図の通り。
どちらの軍も将軍が討たれたり、
深傷を負って離脱する者があって戦力を削られている。
信が生き返ってから、飛信隊も元気を取り戻した。
選りすぐりの精鋭部隊が李牧を追跡する。
李牧も逃げているだけでなく反撃に出たり
別れた隊の一部で夜襲をかけてきたり、疲れている
秦国軍にもきつい追跡だった。
鄴は食糧不足で、
難民達の間で不満が爆発し始めていた。
外に出ようと門に押し寄せる難民と、兵士の間で
争いが始まっている。
ついに城門は内側から破られ、桓騎軍のゼノウの隊が
中に入って趙軍の護りをズタズタにしていった。
李牧にはこれを止める事は出来ず、ついに鄴は
陥落する。
しかし、食糧が無くてこうなったのだから当然
城内には食糧は無い。
秦国軍にとっても食べる物が無いわけで、
趙国側がこれを包囲して秦国軍が餓死していくのを
待つという事も考えられる。
これを王翦はどう切り抜けるのか・・・
続きが気になるところで58巻が終わる。
紙媒体の58巻はこちらです。