大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム 13巻を振り返る

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信がついに敵将馮忌を討った。

その瞬間、左軍の将干央は、飛信隊と信の名を

高らかに明かす。

「趙将馮忌の首! 飛信隊 信が討ち取ったぞ!」

 

指揮系統を失った趙軍は総崩れとなり四散した。

 

王騎から、隊に名を与えた意味がわかるか?と問われて

最初はよくわからなかった信。

それは、味方にも、そして敵にも、憶えやすくするため。

名の通った武将を討てば、その者の名は中華全土に

知られる事になる。

 

それがたとえ一瞬であっても、それを繰り返す事で

少しずつ少しずつ、名は天下に広まっていく。

そしていつか天下の大将軍になる。

今その道が見えたようで、興奮を表す信。

 

馮忌の首をとった後は、すぐに仲間の事が気になったが

半分に分かれた時置いてきた仲間は生きていた。

皆で抱き合い、喜びを噛みしめる。

 

離れた場所で戦を見ていた貂も、信の活躍を心から喜ぶ。

 

1日目の戦いが終わった。

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馮忌を討たれた事は趙軍にとって大きな痛手だった。

それでも犠牲者の数からいくと、馮忌軍の死者は1500に対して

秦左軍の死者は8000だった。

兵の数ではまだ趙軍有利という事になる。

 

趙軍側の話し合いでは、遊軍となった馮忌の兵は李白が預かり

2日目も1日目と変わらず正攻法で攻めて、兵力の差を拡大

させようという事になっていた。

 

中央の秦国側蒙武軍と、趙国側李白軍が激突する。

兵数は蒙武軍20000に対して李白軍35000。

干央が助攻を申し出るが蒙武はそれを断り、1日目と同じように

力で突入する。

 

これを見ていた王騎は、一見昨日と同じに見える蒙武の戦い方に

計画性がある事に気がつく。

急遽集められた歩兵達は烏合の衆。

1日目はあえて深く入らず、被害を抑えて兵に自信をつけさせた。

その効果あって、士気の高さは1日目とは違っていた。

 

李白は陣形を変えて囲い込みにかかるが、蒙武はこれをも力で

打ち破る。

蒙武は退却した李白を追わず、残った1万の兵を蹂躙した。

 

2日目の戦いが終わった。

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3日目、趙軍は蒙武対策として李白公孫龍で四方からなる

共同前線をしいた。

しかしそれも蒙武には通用しなかった。

 

翌日の策として趙軍は、今日と同じと見せかけて途中から

全軍で攻めて蒙武の首をとるという作戦を立てる。

 

一方秦軍側では、総大将王騎の策で、蒙武に全軍を預けて

趙本陣を一気に攻め落とす計画をする。

 

4日目。

飛信隊は第四軍、干央の軍に配属された。

 

趙軍は、秦軍が4日目にして全軍をあげて攻めてくる事は

予想していなかった。

秦軍の猛攻の中、これに対抗する策として趙軍は退却して

本陣を移動させる。

蒙武軍がそれを追うが、これも趙国側の予測通りだった。

 

王騎は、趙軍側の動きに何か違和感を感じ取る。

秦軍側も、山の中へと本陣を動かした。

まだ本陣に到着していない歩兵は、途中で野営となった。

飛信隊もこの中にいる。

 

その夜、録嗚未、干央連合軍二万二千の野営地に、

突然龐煖が現れた。

 

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突然現れた龐煖の強さは人間離れしている。

趙軍側の軍師趙荘も、この単独行動の事は知らなかった。

戦いの1日目からずっと山の中で休んでいたと思われていた龐煖が、

たった一人で突然野営地を襲い、大勢の兵を殺していく。

 

仲間を殺されて怒りに燃えた信が、羌瘣と共に龐煖に立ち向かう。

しかし龐煖の一撃で弾き飛ばされる信。

羌瘣も一度は弾き飛ばされるが、立ち上がり、呼吸を深く落とす。

この戦いの続きは14巻へ。

 

羌瘣の存在が龐煖を呼んだらしい。

「我が内に潜む荒ぶる神は、他の強者の存在を一切許さない」

「子供だが命をもらう」

龐煖の言葉と、突然一人で現れた時の状況が、九年前に

六大将軍の一人の摎が討たれた時と似ている。

 

龐煖の強さがあまりに圧倒的すぎて、ほとんどの兵士達が

逃げ惑うか動けなくなる。

それを容赦なく斬り捨てていく龐煖。

 

九年前に、この龐煖を斬った王騎はどれほど強いのかと

想像する。

 

羌瘣が、この場面の前に信と話すところがある。

仇討ちだけが全てだと思って生きている羌瘣に、信は

それを否定することはしないが、

「それが終わったら帰る場所がある」と話す。

羌瘣にとっても飛信隊は居心地のいい場所になっていた。

 

だからこそ、仲間が殺された時に、信と一緒に戦う気に

なったのかもしれない。

羌瘣はこの戦いに勝てるのか・・・

 

 

山城跡で戦を見ていた貂達のところに突然現れた

李牧とカイネ。

もっとよく見える場所があるから移動しないかと

持ちかける李牧。

警戒しつつも蒙毅は、剣を預かる事を条件に

ついていく事を決める。

こちらの様子も気になるところ。