私は原作を知らない時に実写映画を観た。
家にテレビも置いてないぐらいなので、俳優さんについても
正直ほとんど知らない。
映画のパンフレットを見て初めて、この人こういう人なんだ・・
ぐらいのもので。
先入観全然ないからかえって楽しめるのかもしれない。
映画だけ単体で観ても、何度も通ったぐらいだから満足度は
半端なかった。
それでも足りなくて円盤も買ったから家でも観た。
出てる俳優さんの普段の感じと映画と見比べてみても役作り
完璧。
山崎賢人さんはこの役以外で見るとかなりのイケメンなのに
映画の中では嬴政役で美形の吉沢亮さんと並んだ時、決して
イケメン二人が並んでるとは見えなかった。
表情や仕草、話し方が原作の信そのまま。
後から原作を読んだけど「そのままだ・・」って驚いた。
原作から抜け出したような主人公。
他の役もみんな嵌り役だったし、もし先に原作を知っていた
としても、きっと大満足だったと思う。
アクションシーンも見応え十分だった。
原作でも見どころの、漂との鍛錬の様子、朱凶との戦い、
ムタとの戦い、王都奪還でのランカイ、左慈との戦い。
最後の部分は原作と順番が逆で、ランカイを倒した後に
ラスボスの左慈との戦いになる。
これも、殺陣を見るのが好きな者にとってはかえって
嬉しい構成だった。
負けそうになった時、漂との会話の回想シーンが入る。
その場面にも感動。
映画の中での左慈との戦いの場面。
信のセリフにもあったように、信が立ち上がれるのは夢があるから。
信が天下の大将軍を目指して一歩一歩夢に近づく時、漂もいつもそこにいる。