Amazonで予約していて発売日に届いた^ - ^
私はコミック派だから本誌の進み具合は知らないけど
本誌の方ではもうかなり先に進んでいるらしい。
Twitterで人のツイートを見て断片的に知ってこの先の
ストーリーを予想するのも楽しい。
63巻で印象的だったのは、
桓騎軍でのお頭と他の武将達の関係。
他の軍とは違って独特。
他の軍では絶対的な上下関係があるし、
忠誠心、大義、武将の誇りなどで戦っている。
桓騎軍にはそのどれもが無い。
でも、お頭と配下達の関係を見ていると
たしかに強い絆、信頼がある。
「全部上手くいく」
というお頭の一言で、他の説明が一切なくても
皆何となく納得する。
幹部達以外の利害関係だけで集まった人達には
それは無いから、負けそうに見えると逃げる者も
出てくるけれど。
お頭に託されたなら命懸けで伝令を伝えるオギコ。
お頭のためにギリギリまで戦って最後は敵に捕まっても、
どんな拷問にも口を割らない雷土。
自分がしゃべったからといって責める者は誰もいない
ということは雷土もわかっていた。
お頭もきっと、適当なところでしゃべっちまえばいい
と言って笑うに違いないと知っていて、
だからこそ敵には絶対に何も教えないと言う。
雷土が最後に思ったのはやっぱりお頭の事だった。
黒桜と摩論は戦いの最中、同時に何かを感じた様子。
この時が雷土の最後だったのかも。
この場面は何回読んでも泣けそう。
次に印象的だったのは飛信隊の活躍。
それと、信と岳白公の一騎討ちに近い戦い。
王賁からの情報があったので、
攻めやすい場所を外してあえて険しい崖を登る。
垂直に切り立っている崖で、
上に行くとさらに逆にそりかえっていて
本当に登りにくい。
上の方まで登ってくるのを待って敵は
落石を仕掛けてくるし、
その高さから下に落ちれば命は無い。
そんな中最後まで登りきって狩場を破壊、
騎馬が登れる拠点を作った。
羌礼もすっかり飛信隊に馴染んでいる。
羌礼が崖上りで無茶をして落ちかけた時は
昴が助けた。
羌瘣と羌礼の二人の連帯でさらに戦力上がったし、
飛信隊の仲間同士の皆の絆も
共に戦いを重ねるごとに上がっている感じ。
岳白公は今までのどの相手とも雰囲気が違った。
戦いに快楽を見出している様子。
巨体で恐ろしく腕力が強い。
それだけでなく見慣れぬ体術を使う。
信の矛は、ギリギリのところでかわされてしまう。
以前戦った傅抵の動きともまた違うと
信は戦いながら分析している。
さらにやりにくい相手らしい。
途中から矛を剣に持ち変える信。
この剣は、漂からもらった政の剣。
矛は尾平に預けた。
矛よりスピードが出る剣で戦い、
まず相手の動きを止めた。
最後は、尾平と昴が投げた矛を受け取り
相手にとどめを刺した。
信は強敵を倒すたび、また強くなっていく。
10月くらいから、久しぶりにキングダム1巻から
読み返していて今回の63巻まで読んだ。
最初から読むと話しの流れがより入ってきて感動が再び。
泣ける場面は何回読んでも泣ける。
主人公サイドからだけでなく、敵側のキャラも一人一人
丁寧に描かれているところもやっぱりすごく好き。
秦国から見れば敵、主人公の信から見れば敵であっても
その人達にも大義があり、守るべき人がいて国がある。
このブログ内のイラストは全てArtemis様からいただきました。
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印象的だった過去の戦いを振り返って。