大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム7巻を振り返る 

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5巻後半から7巻の終わりの方まで続く、魏国軍との

戦い。最後は秦国軍が勝利する。

突然現れた王騎将軍は、参戦しに来たわけではなかった。

戦いの最後は、両国の将軍同士の一騎討ちになる。

※魏国との戦い編での主な登場人物をこの前のブログ

でも出したけれどもう一度。

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6巻の最後では、縛虎申千人将が敵軍副長の宮元を討った。

しかしこの時点で、縛虎申も致命傷を負っていて命が尽きる

のは時間の問題に見えた。

自分を置いていけと言う縛虎申に

「逝かれるなかば我らの肩で」

と肩を貸す兵士達。

信は、戦果である敵副将の首を持ち帰る事を任される。

 

丘を登る間にも多くの兵が命を落とし、生き残ったのは信を

含め十人ほどしかいない。

 

騎馬隊に続いて丘を登ってきている歩兵達。

ここでは羌瘣が

「人ではないのか・・」と恐れられるほどの強さを見せていた。

一人で次々と敵を斬っていく。

ところが途中で急に「呼吸が尽きた」と言って姿を消す。

 

魏軍総大将呉慶が、五万の大軍を引き連れて自ら動き出した。

 

この時突然、丘と反対側の崖の上に姿を現した

馬上の王騎将軍と副官騰。

王騎将軍が先頭を走り、軍を引き連れて崖の急斜面を馬で

駆け下りる。

途中にいる魏国軍兵士を斬り倒しながら進む。

その強さは圧倒的だった。

 

目の前に現れた王騎将軍を見上げる信。

敵なのか味方なのか・・・

強さも、怖さも

「でかすぎて解らなねぇ」

只者ではない人物だと直感的に感じる。

王騎将軍は、参戦しにきたわけではないと告げる。

 

麃公将軍も動き出し、両軍が正面からぶつかる。

信は王騎将軍から借りた馬に乗って、壁と共に麃公将軍を

援護。

呉慶の部下で強敵の朱鬼と麻鬼を、信と麃公将軍が倒す。

 

最後は総大将同士の一騎討ちで麃公将軍が呉慶を討つ。

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7巻の見どころは、

信の成長、麃公将軍の強さ、王騎将軍の存在。

 

信は、王騎将軍と話す場面で、戦は武将のものだという事と、

その意味を知る事になる。

たった二人の武将によって、万の大軍が動く。

それが戦。

今回の秦国軍対魏国軍の戦いは、知略型の武将と本能型の

武将の戦い。

 

麃公の力は、呉慶の予測を大きく上回っていた。

最後は一騎討ちで呉慶が倒れた後、相手の軍は、

数の上では圧倒的に有利であるにも関わらず戦意を喪失。

秦国軍の勝利。

 

それだけ一人の将軍の存在が大きいものだという事を、

目の前で見た状況を通して知っていく信。

 

王騎将軍は、この巻でも更に存在感を発揮する。

崖の上から騎馬で駆け下りる場面の迫力が凄い。

戦いの終わりにも、敵軍副将の前に立ちはだかり、睨みを

きかせる。

 

王宮内の勢力争いについても、王騎将軍と副官騰の会話の

中で知ることができる。

まだ王宮内では呂氏の力が強大で、嬴政が実権を握るには

昌文君を筆頭とした大王直属の一派が勢力を拡大させる必要がある。

そのためには武の方面では壁が力を示す事も重要。

 

この巻の終わりでは、心配して待っていた貂が、帰ってきた

信を見て安心する微笑ましい場面もある。

 

王宮内。伽に呼ばれた宮女向と嬴政の会話の場面から、8巻

へと続いていく。