大人のヲタ活記録日記

年季の入ったオタクのブログ。オタ活を楽しむ日常の事、一次創作、二次創作イラストの保存、漫画の感想など。

キングダム 信と漂が目指したもの

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信と漂が目指したもの

このイラストの中では、もし漂が生きていたら
2人にあったかもしれない未来が描かれているのかと思う。

将軍になり、軍を率いる信と漂。

二人の後ろには飛信隊の旗も見える。

 

このブログの中のイラストArtemis様からいただきました。

Artemis様の他のイラストはこちら。

キングダムの素敵なイラストが沢山見れます♪

https://instagram.com/artemis_stella00?igshid=1xfahx9tixlua

 

原作のストーリーでは漂は1巻に出てきただけで
早い段階で死んでしまうけれど、
その意思を受け継いだ信は2人の夢を叶えるために
戦場に出て武功を上げていく。

 

信の気持ちの中にはいつも漂が居るので、戦場では
常に2人で戦ってきたのだと思う。

 

強敵と戦い、負けそうになった時も
いつも漂の言葉を思い出して再び立ち上がる信。

 

それを見ていても、漂の存在というのがいかに
信の中で大きいものなのかというのがわかる。

 

このイラストのような場面が実際には
見れなかったのは残念だけれど、信の心の中には
この絵のような情景がいつもあるのだと思う。

 

夢を叶えた時に、そこにいるのは自分だけではなく
漂と2人。

信が天下の大将軍になった時、
漂もそれをとても喜んでいると思う。

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「歴史に名を残す 天下の大将軍になる」
二人が最初から目指した大きな目標。

 

キングダムのストーリーの中でも、
度々漂との回想シーンが出てくる。

信にとって漂と過ごした日々は本当に
大切なものだったのだと思う。

信が成長し少年から青年になっても、
一歩兵からスタートしてついに将軍になっても
それはずっと変わらない。

 

漂が出てきたのは、
現在58巻まで続いているキングダムの
本当に最初の方だけだったけれど・・・
すごくインパクトのあるキャラクターだったと思う。

 

信は時に感情的になってしまう事があったりするけれど、
漂はいつも冷静で物事をよく見ている。

その場の感情で行動しようとする信を諭す場面もある。

年齢に似合わない位知識が豊富で、
精神年齢がかなり高いのではないかと思える場面も。

 

漂から託されたものがあるから信は進んでいけるし、
漂は死んでしまったけれど、天下の大将軍を目指しているのは
信一人ではなくいつも漂と2人。

 

肉体としての漂はそこにはいなくても、
信の気持ちの中にはいつも漂の存在がある。

 

幼い頃から一緒に暮らしてきて同じ夢を持ち、
剣術の鍛錬に励んできた信と漂。

 

この2人は親友であり、
それ以上に家族のような存在だったと思う。

同じ夢を目指すと言う意味では戦友でもあったかもしれない。

 

原作者の原泰久先生のインタビューの記事を見かけた中に
こんなエピソードが載っていた。
最初キングダムを政を主人公として書こうとしていた時、
政のキャラクターはもっと明るく活発な少年というイメージ
だったとの事。
それが漂のキャラクターになったらしい。

漂のキャラクターがとても魅力的なのは
このあたりにも理由があって、最初主人公として設定された
キャラなのでそれだけにとても魅力的に描かれている。

 

キングダムを途中から読み始めた人にも
1巻はぜひ読んでほしいと思う。

後のストーリーの中で、
信が戦っている場面で苦しい時、漂のことを思い出す
回想シーンが何度もある。

 

信と漂の間にある信頼関係がどんなものだったのか、
また、信が漂から託されたものが何だったのか
そのあたりのことが描かれているのが1巻。

信にとって漂の存在がいかに大きかったか、
何かあるたびに思い出しているのはなぜなのかも
1巻を読むとはっきりと見えてくる。

 

信と漂は下僕の身分だったので、
もちろん剣術を習う機会はなかった。

2人で考えて自己流で鍛錬をしてきた信と漂。

もしこれがなかったら、
信がここまで強くなったかどうかはわからない。

 

信が一歩兵から始まって戦で活躍し、
出世して将軍になっていけたのは、漂との鍛錬が
あったからこそ。

そういう意味では今漂がここになくても
信の叶えた夢は2人で成し遂げた結果だと言える。