若い頃は、今同人誌とか作っててもある程度の年齢になったら自然と興味が失せ、離れていくものだろうと思っていた。
そういう人多いと思う。
今はこれを楽しんで、頃合いになればきっぱり足を洗い、幸せな結婚をして優しい旦那様と可愛い子供達と一緒に明るい家庭を作り「そういえば若い頃はそういう趣味もあったなあ」とたまに懐かしく思い出すぐらいで・・・とか思ってたり。
けど現実は、そんな予想などけっこう簡単に裏切られる。
長年ヲタ活を続けていると、自分はいつまでもこれでいいのかと不安になり「そろそろやめた方がいいのかな?」と友人に聞いたりする人もいるけど・・・
もし人から「やめたた方がいい」と言われて、はいそうですかと辞められる人ってあんまりいないかも。
やめておいた方がいいと言われてすぐやめられるような趣味なら、元々たいして好きじゃないんだからやめるか続けるかで悩んだりしない。
結婚を機に同人誌作るのをやめてそのまま永遠にヲタ活卒業の人もいるけど、何年か何十年か経ってまた戻る人も多いらしい。
絵でも小説でも、何かを通して自分の作りたい物を表現して、それが知らない誰かから一言でも褒めていただけると、表面では普通の感じで「ありがとうございます(^ ^)」と言ってる程度だけど、内心では表面の数千倍のテンションで舞い上がる。
ヲタクはそちらにばかりお金をかけるので自分にはあまりかまっていないとかいろんなとこに書かれ
てたりして、思い当たる節がないわけでもなく、ちょっとドキッとするけど(°▽°)
化粧品や服の代金が一万したとすると高いと思うのに同人誌を買うのに一万使っても屁でもない、美容院へ行くのは苦手などなど。
私も商売の内容が友禅職人だった頃は一日中ジャージであろうが問題なかったのでそれに近いものがあったかもしれない。
仕事のかたわら同人誌作ってたので、スクリーントーンの切れ端が足の裏に貼りついてたり、髪の毛にくっついているのを外出してから気がつくとか日常茶飯事。
趣味も存分に楽しんで生きていこうと思えば何かで稼いで生きて行かないと誰か養ってくれる
わけじゃない。
2度商売を変えつつずっと自営業でほぼ無休でやってきたけど、一昨年から、そろそろ週1回休もうかと定休日を作った。
そうなると毎週通うところは映画館。
片っ端から観たいものを観て、その中で漫画の実写版映画から原作にも興味か出る、買い揃える、描きたくなるというコースを辿り、沼へ。やっぱり自分はディープなヲタクだったと認識した。